契約不適合責任とは
2022/10/28
売買契約をするにあたって「契約不適合責任」があることをご存じですか。
不動産売買において、物件と契約内容が適合しているのを見極めることが重要です。
そこで今回は、契約不適合責任とは何かを解説します。
契約不適合責任とは?
売買契約の際に、契約内容に相違があった場合に売主が買主に対して負担する法的責任です。
契約不適合責任に当てはまる場面は、次の3つがあります。
種類
不動産を売買する際に、契約の物件とは違う場所にある不動産を引き渡した際に該当します。
また、土地の借地権を所有権と偽り売却した場合も当てはまるでしょう。
不動産を売却する際には、物件の権利関係をしっかりと把握することが重要です。
品質
売買契約に該当しない瑕疵(かし)を、発見した場合に該当します。
・物理的瑕疵…雨漏りや水漏れ、土壌汚染など
・心理的瑕疵…火災などの事故物件など
・環境的瑕疵…周辺に墓地や火葬場、ゴミ処理場など
・法的瑕疵…建築基準法や消防法などに違反している物件など
上記のような瑕疵がある場合は、売主は買主にすべて伝えることが必要です。
売却する前に、買主側に物件の瑕疵を承知した上で売買契約を行うようにしましょう。
数量
土地面積や建物の延床面積など、契約内容と異なる場合に該当します。
特に隣接地との境界があいまいであったり、測量が実際の面積と大きくズレがある場合は注意が必要です。
土地を売却する前に、隣接地の境界を明確にし正確に測量してから売り出しましょう。
まとめ
不動産売買においては、物件と契約内容の不備がある場合は契約不適合責任に該当します。
種類・品質・数量を踏まえて、実際の物件と契約内容が一致するのかを確認することが重要です。
『株式会社クロスボンド』は、地域密着型で確実な不動産売却を実施しております。